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AS400のメリット(1) 製品寿命が長い

しばらくAS400のメリットとデメリットについての私見を書いて行こうと思います。今回は、AS400のメリットとして製品寿命が長い点を取り上げたいと思います。

AS400上でいまだにS36システムが動いています。S36とはSystem/36の略でAS400の前身にあたるSystem/36上で作られたシステムの事を総称しているようです。

このシステムが今の機材でも動作します(V7R1あたりからS36システムは有償オプションになるとの話を聞きましたのでハードウェア更新時は注意)。Windowsで例えるならWindows3.1のソフトが今のWindows7上で動作している感じでしょうか。「そんなに長期間使い続ける前に計画的にリプレースするべきだ。」という考えはもちろんありますが、それはOSやハードウェアから強要されるべき事では無いと思います。

また、国産のオフコンの将来性が見えずAS400に乗り換えるケースというのは出入りしている業者からたまに耳にします。新規でオフコンを導入というのはかなりレアなケースだと思いますので、世界規模で普及しているAS400の方が将来性やサポートにおいて安心できるというのは間違い無いです。

AS400とオープン系

AS400(汎用機)と対比してオープン系という表現が多用される。意味としてはOS/DB/開発環境が様々な会社の製品から選択できるからオープンと呼んでいるかと思われる。
逆にAS400ではOS/DB/開発環境がすべてIBMから提供されて他に選択肢が無い(=必要ない)という意味でクローズドな環境と表現される。

SIerからするとAS400はクローズドな環境という印象を持つと思うが、実際に運用をする社内SEからするとAS400はすべての問題に関する窓口がIBMのサポートで完結するという非常に大きなメリットに繋がっている。

そのため、AS400はトラブル時に強く安定性が高いという評価によくなる。

心機一転

ポツポツと更新していましたが、もう少し見やすく、判りやすく、経験を活かした記事を書くように気を付けてさらに更新頻度を上げます!

おもにオープン系のPG・SE視点から見たAS400、社内SEのよくある困りごとなどを取り上げたいと思います。

ファーストサーバのデータ消失について

ガルーンの運用はデータ量の増加が多く、システム担当の負荷が高い。そのため、クラウドサービスやホスティングを利用するべきだという考えを私も持っていましたが・・・ファーストサーバによって、根底から覆されました。詳細は省略

そもそも冷静に考えれば運営しているサイトが月間何億の利益を上げようが、ホスティング会社には数千円の月額使用料しか収入が無い。今回のようなトラブル発生時に保険金が下りるような対応をしていなければ損害を補償する余地が無い。システム担当者は、より慎重に考慮してクラウド化を進める必要がありそうです。

私はガルーン3をSAS(10,000rpm)をRAID10+LTO5で運用する事で当分はホスティングしなくても良い体制に持っていく事ができたので、当面は今後のホスティングサービスの動向を静観するつもりです。

今回のトラブルは「どんな設備やストレージをもってしても、オペレーションミスへの対策はできない」というよい教訓と考えたいと思います。

個人レベルでのデータバックアップ【松コース】

 

最近、身近なところでHDDのトラブルが数件おきているので怖くなって気合入れてNASを新調することに。

まず、ReadyNAS Ultra6 RNDU6000-100JPS。なんといっても安い!HDD6本搭載できて42,800円。NTT-Xで時間帯限定の特価でした。

RAID1や5にも対応していて、droboのようなおまかせのX-RAIDもあり。しかもiSCSI対応。まだ使用していないのですが、お買い得だと思います。

HDDレスモデルなので、中にいれるHDDを探していたところUSB3.0対応の外付けHDDが8,980円!!HDDだけ引っこ抜いて、ガワは余ったHDDの活用に使いたいと思います。2つ購入するのを薦めます。これもNTT-Xで時間帯限定の特価でした。

これで、ReadyNASのX-RAIDで稼働させればHDDが足らなくなったら1つずつHDDが追加できます!ただし、最初に接続したHDDよりも少ない容量のHDDは追加できないようなので、そこは注意が必要です。どちらもNTT-Xでしたが価格.comよりかなり安いのでお薦めです。

下記の条件の方にお勧めです。

  • DLNAやRAIDの意味が分かる。
  • 毎年HDDを買っている。
  • buffaloのNASが心配。
  • ActiveDirecotry連携は不要。
  • droboに興味があった。
  • DLNAは必須。

ガルーン3 – (4)バージョンアップについて

サイボウズは不具合情報を下記で公開している。
https://support.cybozu.com/ja-jp/

透明性という意味では良いのですが、3.5が最新の2012/4/20現在でも3.1.3の未回収の不具合が329件ある。もう少し、状況を反映してくれても良いのではないかと・・・ユーザーにどこまで情報を開示するかというのは難しい基準とは思いますが。

過去のガルーン運用経験から、バージョンアップすると何かしら不具合がある。リリース直後に導入した企業は不具合があった場合に人柱として現象の詳細を報告しサイボウズに問題を認識させなければならない。この作業がかなりの工数を必要とする為、こんなマイルールを決めている。

・メジャーバージョンアップ時はServicePackがリリースされるまではバージョンアップしない。
・SerivePackリリース時も、2週間程度様子をみて致命的な不具合が無い事を確認する。

ちなみに2012/2/27に公開されたガルーン3.5もServicePackがリリースされていない為、バージョンアップはまだまだ様子見です( ノД`)

Disk2VhdでP2V

Disk2Vhdを使用して、物理サーバーを仮想化しようと試してみた。が、「A disk read error occured」との事で起動できず。HDDのイメージバックアップツールのCDから仮想化したサーバーから起動してみるとディスクが正しく認識されていない。

どうも、Disk2Vhdは物理HDD毎にイメージファイルを生成するもよう。物理HDD内に複数のパーティションが割り当てられている場合は同時にイメージを生成する。
他の仮想サーバーの構成に合わせてドライブごとに*.vhd(HDDイメージファイル)を分割しようとすると正しく認識できないイメージデータになる。

新規で仮想サーバーを構築する際はあまり意識しないため、結構はまりそう。ご注意を。

※確認したDisk2VHDのバージョンは1.63で「Prepare for use in Virtual PC」はチェックONにしてます。

グループウェアの社内運用について

結局、ガルーンを4年ほど運用して分かったことは、

  1. アップデートやトラブル対応で相当な手間がかかる。
  2. メールは使いにくいので、重要視するなら別製品と組み合わせる方がよい。
  3. 最新版はサービスパックが提供されてから使う。
  4. トラブル時に100GB単位のデータはUSB2.0やNASではまともにリストアできない。
  5. 停止時間を抑えたい場合はD2D2Tなどでバックアップするのがよさそう。スナップショットを取る方式がサイボウズでも例示されている。
  6. 可能なら100万円オーバーのストレージ(iSCSIやFC)とLTOへのバックアップが理想。
  7. RAID1/RAID5ならSAS 15,000rpm以上のHDDを使うべき。
  8. SATAを使うならRAID10などでパフォーマンスを上げた方が良い。
  9. 仮想化はできるが、100GB単位のデータを世代管理でバックアップできる構成が必要。
  10. 万が一の場合に備えて移行できる空のサーバーを用意しておくといいかも。
  11. サイボウズのサポートは宛にできない。オフィシャルパートナー経由で購入するべき。
  12. ユーザー単位でコストがかかるので、たまにしか利用しないと思われるユーザーにはライセンスをは割り当てたく無くなる。

という点だった。最大の問題は2004年頃まで各ユーザーのPCに保管する運用が主流だったメールのデータをサーバーで集約する事によるデータ肥大化がすべての原因のように思える。

メールの送受信設定などの負荷を減らすためにWebメールという方式でデータをサーバーに集約したのに、今度はデータの肥大化に困るというのは、運用形態の変化を決めたのにそれに耐えられるHWへの投資を怠ったのが原因。

もし、グループウェアの導入を考えるのであれば上記を考慮した上で判断した方が良いと思う。Saas(クラウド)の場合はランニングコストが増加するが、運用の負荷が無い点を考えると選択肢としては有力だと思う。

散々、気に入らない点を書いたが現状サイボウズ程グループウェアに関するノウハウを持っている会社は存在しないので、サイボウズOffice、ガルーン3、サイボウズLiveのノウハウを集約してると思われる、Kintoneには期待してる。

ガルーンからのアップグレードパスを用意してくれたら・・・きっと乗り換える。でも、今度は入念に他社製品と比較して検討したいと思う。

参考までにもし、自分がガルーンを社内で運用せざる得ない状況になったら・・・という構成を書いてみた。

  • ガルーン専用として設置
  • SAS 600GB (10,000rpm~) x6 + 1(ホットスタンバイ)
  • RAID5 (実容量は半分の3TB)
  • LTO5ドライブ

という構成にして、深夜にHDDへバックアップし日中にLTOへ保管するようにする。BackupExecならできたはず。HW障害は諦める。心配なら保守は24時間対応にする。でも、5年ぐらいで新しいサーバーへ乗り換える前提ならほとんど問題ないはず。SASとLTO5だけで120万超えそう(ノД`)シクシク

逆に言えばこの程度の投資ができないなら社内運用なんてお断りたい。

この記事で言いたかったのは、4年かけてやっとこれだけの判断基準が見えてきたという事で。

ガルーン3 – (3)バックアップについて

前回まではガルーン3についての愚痴になったが、今回は運用時に問題となるバックアップについてまとめてみた。

私の職場で運用しているガルーン3は全体で130GBにまで成長している。

社内で運用しているシステムでデータが100GBを超えるのはガルーンだけ。しかも、ガルーンの場合DBと物理ファイルの結合度が高いので同じタイミングでバックアップを取る必要がある。つまり、システムを停止して全体をバックアップする必要がある。よって差分バックアップは不可となる。

また、robocopyなどのツールによってファイル単位でバックアップすると、ファイル数が多い為かなりの時間がかかる。そして本当に復元できるのかも実際にやってみないと判らない。そもそも社内に100GB単位のデータを5世代もバックアップ取れる設備があるのか?うちの会社にはありませんでした(ノД`)

結局、社内で運用していたサーバーは RedHat -> Windows2003R2(64bit) -> Hyper-V上でWindows2003R2(64bit) という形で移設している。仮想化ならデータの整合性が保証できるというのがポイント。

他にも、データサイズが大きいことによってトラブル発生時にバックアップデータからの書き戻しも4時間という単位が必要になる。例えばバージョンアップに失敗して、バックアップから書き戻すのにイメージバックアップなどのソフトを使わないでファイル単位で復元した時、成功するか失敗するかは4時間後にしか判らない。しかも、失敗した時は再度4時間のデータコピーを待つ必要がある。私の経験で言うとトラブル時にこんな作業は現実的ではない。

また、「Windows Updateを適応したらガルーンで不具合が発生」という最悪のパターンに備えると予備のサーバーは可能な限り用意したい。

結局何が言いたいかというと・・・ガルーンを導入するという事は

  • 結構な額の初期費用
  • 定期的なバージョンアップや不具合対応
  • 100GB単位でデータのバックアップが取れる環境
  • トラブル用の待機サーバー
  • SAS,FC,iSCSI接続のNASストレージ(100GBのデータを待機サーバーへ素早くマウントする手段。)
  • ユーザー毎の年間保守費用

まで考慮する必要があります。特にストレージの初期費用と保守費が高いので事前に考慮するべき。

もちろん、待機サーバーやNASストレージは規模や重要度によるかとは思います。とは言っても、ガルーンの導入を検討するレベルであれば考慮した方が良いかと。導入してから乗り換えること自体難しいので。

ガルーン3 – (2)メール機能について

メールクライアント機能強化してくれませんか?

今はみんな諦めているので何も言ってこないが、導入直後は「サイボウズのメールクライアント機能(以下メール)は貧弱だ。」と社内のユーザーから言われた。

現状のメールについては下記を読んだ上でデモサイトを確認してもらえると話が早いかと。

  • 左にツリービュー、右に一覧と2ペインっぽいが、一覧から選択して本文を確認しようとすると全体がリロードされる。その後、戻るボタンで戻ると、未読状態のまま(既読になったのを確認するにはリロードが必須)。
  • HTMLメールは別途リンクをクリックして表示する必要がある。またそのボタンが小さくて判りにくい。
  • 送信ボタンを連続でクリックすると、「そんなメール無い」とエラー表示になる。(一回目のクリックで送信済みになり、2回目には送信対象となるメールが存在しない状態が発生する。ガルーン2の頃から指摘しても残り続ける仕様。)

Webベースのメールと言っても昔のCGIベースのイメージは無くなり、GoogleやYahoo(Zimbra)といったものが世間のイメージになっている。青野社長の言動からはメールを重視していないような気配が漂っているが、もっと使い易くして欲しい。ActiveMail・feedpath(もう提携終わった?)などの提携している製品を立てる必要があるのだろうけど製品に含まれる機能ですよね?

そもそも、Webメールという機能だけで単体の製品として成り立つのにガルーンの1機能として今後もやっていけるのか?最近トラブルが起きているのもメールのように思う。思い切って開発停止&サードパーティ製品への移行を促すか、サードパーティ製品を取り込むか決めた方が社内のリソースも有効に使えるのでは?私が願うのは、メールについて「活かさず殺さず」の現状を「活かす」か、「殺す」か決められてはどうか?

もしガルーンの導入を検討されているのであれば、メールは利用しない方向で検討することをお薦めします。上記の使い勝手の部分に加え、メールをガルーンに含めるとデータ量が肥大化し、運用負荷がかなり増えます。サイボウズも同じような見解だったはず。

あと「社内メール」が便利というのは理解できるが、社外とのやり取りに「メール」は必須になる。しかし「メール」と「社内メール」を使い分けるだけのITリテラシーが必須になってしまう。ちなみに私は「社内メール」を使用しないで運用しています。